2010年12月10日金曜日

データ解析環境 R

最近、時々「R」に触っている。

統計ソフトは10年以上SPSSを使ってきた。Rは本格的な統計ソフトとしては初めてのフリーソフトであり、大変魅力を感じていたのだが、いかんせんコマンドを覚える必要があり、そこでついつい敬遠してしまっていた。修士課程にいた頃はSASを使っていて、全てコマンドで快適に使っていたのだからRだって同じだと思うのだが、Windows時代にGUIになれてしまった脳みそはコマンドをなるべく拒否しようとする。

それを変えたのが "R Commander" の登場であった。とはいえ、いつ登場したのか私は知らなかった。わりと最近(今年になってから)その存在を知り、インストールしてみた。

R CommanderはRにGUIのインターフェイスを提供するパッケージである。これによって、Rの垣根はだいぶん下がった。何より、データを読み込むのにコマンドを探す必要がない。毎日使っているならともかく、たまにしか使わないとデータを分析に使うまでに何をするのかを忘れてしまうのだよ、50代にもなると・・・。しかし、R CommanderではExcelで作ったデータをクリップボードに積み込んでRにインポートできる。普通のWindowsの作法がほぼそのまま通用し、考える必要がない。これは結構大きい。すごくラクだ。
おかげで、私の使っているSPSSではできなかった「条件付きロジットモデル」の分析ができるようになった。
これからも、ちょっとした分析はなるべくRでやりたいと思う。もうSPSSは買えそうにないしね。

0 件のコメント:

コメントを投稿