2010年12月11日土曜日

Levon Helm

The Band が好きだ。
初めて聞いたのは高校1年の頃だったと思う。
その頃は、大好きだったBob Dylan のバックバンドとしか見ていなかった。その後、単独のアルバムも聴くようになったが、20歳くらいまではその位置づけはそう変わらなかった。

しかし、その後だんだん聞くことが多くなり、30歳を過ぎた頃からほとんどのCDを集めるようになった。そして、年々好きになっていく不思議なバンドである。私の東芝ギガビート(mp3プレーヤー)にはいつもThe Band が入っていて、わりと頻繁に聞いている。

The Band は4人のカナダ人と1人のアメリカ人で構成されていて、3人のボーカリストがいた。Levon Helm, Rick Danko, Richard Manuel の3人で、Levon Helm 以外はもう鬼籍に入っている。3人3様でそれぞれ魅力があるのだが、誰の歌が一番好きかと問われればLevon Helm と答える。好きな歌はいろいろあるが、Opheliaはかなり好きだ。




バンド自体は1976年に解散してしまい、その模様はThe Last Waltz という映画になり、結構ヒットしたので知っている人は多いであろう。ボーカリストの2人が亡くなってしまった今、再結成ということもない。

しかし残ったLevonはもう70歳になるのに元気である。2007年と2009年のアメリカンルーツ部門でグラミー賞を取ってしまった。咽頭ガンを克服し、声の調子は変わってしまったものの、それはそれで味のある歌を聴かせてくれる。この2枚のアルバム「Dirt Farmer」、「Electric Dirt」は本当に素晴らしい。私のここ2年のベスト・バイ・アルバムである。

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