気がついたら禁煙して丸7年が経っていた。
15歳で煙草を覚え30年、バカみたいに吸っていた。
何度か禁煙を試みたものの、いつも最初の1日が終わる頃に挫折していた。
あまりにも若い頃に覚えたために、止められないのだと思っていた。
7年前の5月の連休、若い頃お世話になったO先輩が亡くなった。まだ49歳の若さだった。
当時、Oさんと交流がなくなっていたワシは、訃報に接することができず、1週間経ってから直接お宅へ伺い、お線香を上げさせていただいた。その日、家に帰ってから丸1日にわたって胸が痛かった。
若い頃から、おそらく煙草を吸っていたために、胸が痛くなることはよくあった。
しかし、それはほんの数秒から数分で消えるものであり、何時間も続くということはなかった。
「これは、あの世のO先輩から呼ばれているのではないか」と感じ、是非とも煙草をやめなければイカン、そう思った。
それまでに、何度も挫折をしたので、今回は失敗をしたくないと思った。
ネットを中心に情報を集め、どのように実行するかを考えた。
今回はニコレットに頼ることにし、ニコチン依存のメカニズムとニコレットによる禁煙のロジックをあらかじめ学んだ。
日程的には、忙しいときに禁煙を始めるのは難しい。いらいらするとついついタバコに手が伸びるから。当時、某学会の常任編集委員をしており、その仕事もあってかなり忙しかった。7月の大会で任期が終わるので、そのあとに実行することにした。
実行日は、同僚のヘビースモーカーと少なくとも3日間顔を合わせないように設定した。
禁煙初日に、近くでパカパカ吸われたら決意も怪しくなるからだ。
そんなこんなで、決行日は7月28日に設定。
3日クリアでホッ!
1月クリアで ヤッター!
しかし、その後も人が煙草を吸う姿、臭いが気になって仕方がなかった。
本当に成功したと思ったのは丸一年が経過してからかな・・・
7年と5日で2561箱吸わなかった計算になるそうで、その分吸っていれば70万円も使っていたことになるようだ。70万円かあ・・・いいギターが1本買えるなァ。
まあ、しかし、とにかく、禁煙してよかった。
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