18-200mm F3.5-6.3 DC MACROというものである。
来月、久しぶりに旅行に行くことになり、旅レンズのことをあれこれ考えていた。
最近は、もっぱら単焦点で、21mm、43mm、70mmの3本だけで間に合っていたのだが、やっぱり望遠も加えたい。いっそのこと、今まで使ったことないけど高倍率ズームはどうなんだ?と、ネットで検索すると、最近出たこのズームレンズの評判がよいことを知り、買ってしまったのである。
シグマズームを付けたKx。今日はこれ1本で勝負だ。 |
新品のズームレンズを購入するのは、キットレンズを別にすれば40年振りのことなのである。
公立高校に入ったら、入学祝いにズームレンズを買ってクレと両親に頼んだのはもう42年も前のこと。購入してもらったのは、今はなきコムラーのTL715というズームレンズだった。名前からわかるように70mm-150mmの2倍ズーム。当時はヒット作だったようだ。
ズームレンズは、本来ならば、70mm、85mm、105mm、135mm、150mmと何本ものレンズをそろえないといけないところを1本でまかなえる夢のようなレンズだ、と、信じていた。
ところがこのレンズは、ファインダーを覗くと、暗くてどこにピントが来ているかよくわからないし、ピントを合わせる部分のマイクロプリズムが黒くなって役に立たず、ピンぼけを量産した。ピントが合っていても、プリントするとコントラストの弱い眠たげな写真にしかならなかった。
その数年後、新宿のピンホールで購入したsmcタクマー105mmを使って、初めて望遠レンズによるきれいな写真が撮れた。
それ以来、単焦点レンズを中心とし、ズームは積極的には使ってこなかった。
昨日(2015/07/19)佃島から隅田川テラスを散歩し、人形町まで歩いてきた。
その散歩のお供に、5年前ドクター取得記念に購入したオリーブ×ホワイトのk-xにシグマレンズを付けパシャパシャと撮り歩いてみたのである。
蔵前駅付近。200mm。立派なモンである。 |
月島。200mm。 |
佃島では住吉神社のお祭りの準備が行われていた。8月1日から始まるそうな。これは、ネットで調べたところによると、大幟(おおのぼり)を建てる抱木(だき)というんだそうで、3年にいっぺん川底から掘り起こすのだそうである。道理で古い木なわけだ。おったまげたもんだ。 |
永代橋をくぐる松本零士デザインのヒミコ |
銀座カツミ堂。ライカを中心とした高級中古カメラ屋である。昔からウィンドーショッピングを繰り返してきたが、昨日初めて声をかけられた。オレが歳をとったせい?それとも中古カメラが売れないせい?銀座に多数あった中古カメラ店もずいぶんと減ってしまった。 |
200mmで撮影。望遠はリッパである。 |
銀座は外人ばっかりだ。このおじさんは中国だな、きっと。 |
アップルストアは中も外も中国語しか聞こえなかった。 何でわざわざ銀座で入るの? |
この方たちも日本人ではなさそうだ。 |
ということで、新しいシグマのズームレンズ18-200mm F3.5-6.3 DC MACROは満足のいくものだった。超音波モーターも入ってピントも無音でスッと決まり、気持ちがいい。
40年前のコムラーのレンズはどうしようもない感じだったけれど、コンピュータの普及と進歩でレンズ設計が楽になった現代では、ズームレンズは昔のヘタな単焦点レンズよりも立派な写真が撮れるのだった。
旅に出るには、これと、お気に入りの単焦点1本があればいい感じだな。
さて、FA43/1.9LTDにするか、フレクトゴン35/2.4にするか。
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