2012年3月3日土曜日

わが家の被災者

早いもので震災から1年経とうとしている。

わが家では、瓦がズレ、壁に数カ所ヒビが入り、風呂場の壁のタイルが割れるなど、軽微ではあるが、ある程度の被害があった。古い家を買ったので、地震保険には入っていなかった。隣の家は同じくらい古いのだが、地震保険で屋根を直した。あー入っておくんだった。

しかし、津波による被害を受けた人々、原発事故による被害を受けた人々、動物、田畑、山や河などに比べれば、わが家の被害など言い様もなく軽いものであった。

3月11日、わが家ではまだ、ひな人形が出ていた。木目込みの内裏びなである。
ひな祭りが終わったらただちにしまわなければならないのはわかっているのだが、毎年だらだらと片付けない。そこに大地震が起きた。

おひな様は落ちた。私は見ていないからわからないが、吹っ飛んだのかも知れない。
女雛の首はもげた。直後に娘が「縁起が悪い」と言ってボンドでくっつけたという話だ。
何事もなかったかのように見えるが、御髪が乱れ、冠はひしゃげてしまった。

男雛の方は額に大きな傷が・・・
武士ならば格好も付くが、おひな様ではなあ・・・



われわれの代わりに、災難を引き受けてくれたのか?
今年は災厄が訪れないようにして欲しいものです。

本当にもう少し、世の中明るくならないものだろうか・・・

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