近頃万年筆を使っている。
キッカケは論文の校正だった。
昨年大学に提出した学位申請論文の序章の部分を学部の研究報告に投稿し、その校正作業でかなり細かい字を書き込まねばならなかった。それまで赤入れの時に何を使ってきたかは全然意識していなかったが、ボールペンでは太く、水性ボールペンではインクがにじんだりしてうまくいかず、困った。
そこで取り出したのが、昔うちのカミさんが「赤ペン先生」をやっていたときにキープしておいた福武書店の赤ペンであった。赤入れは非常にうまくいくのだがひとつ困ったことが・・・。机の引き出しに入れておくと、いつの間にかキャップの中にインクが漏れ、手が真っ赤っかになるのである。
で、スーパーの文房具売り場で万年筆を探してみた。そこで見つけたのが、写真上の赤ペンである。プラチナ万年筆のプレピーというペン。お値段は約200円であった。なんて安いんでしょう。福武書店(現ベネッセ)で赤ペン先生に配るペンほどは細かい字は書けないものの、わりとスムーズにかける。赤入れにはちょうどよい。
黒い字も書きたいと思うようになった。実は大学に入ったとき(30年以上前)に買った、パーカーの万年筆があるのだが、他のペンで書いてみたいという気になった。仕事帰りに無印良品に寄ったとき「アルミ丸軸万年筆」(写真下)というのを買ってみた。1155円。安い。黒のカートリッジが1本付いてきた。当然ながら鉄のペン先だが、なかなかスムーズで書きやすい。
しばらくこの2本を使って仕事をしようと思う・・・が、ペンで字を書く機会はそれほど多くはないのだ。
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