鈴木茂を見るのは1月の高田漣ライブ以来だが、単独のライブは初めてだ。
渋谷に行ったのは何年ぶりだろう。近くを通ることはあっても降りたのは久しぶりだ。前に渋谷の駅前に立ったのは軽く10年以上前の話である。
ヒカリエに行ってぶらっとし、メシを食った。
カミさんはいい店が一杯入っていると喜んでおった。
ヒカリエは不思議な格好をしておる |
マウント・レーニア・ホールはいつできたのか知らないが、小さいが、ゆったり座れるいいホールだった。ワシらの席は、一番後ろのミキサー卓のすぐ前であったが、ミュージシャンの顔もちゃんと見え、席を取ったときの心配は杞憂であった。
ライブの曲目は、ほぼ全曲知っていた。
というか、ほとんどの曲がバンド・ワゴンの曲目だった。
あのレコードは本当に名盤である。
全曲やったかどうかチェックはしていないが、たぶんやったのではないだろうか。
そのほかには、ラグーンから「レディ・ピンクパンサー」とか、はっぴいえんど時代の曲も何曲かやった。
サウンドは基本的に昔と変わっていない。
柔らかい物腰とちがい、鋭い音がする。
高田漣ライブの時に感じたが、高田漣の弾くギターとは「ものが違う」感じがした。
高田漣だって十分うまいのだが、鈴木茂のは「スゴイ」のだ。
曲の間のMCは、当然鈴木茂がやるのだが、しゃべり馴れていないのか、無言で無音の時間があった。ロックコンサートというものに行って、曲の間に外の音が聞こえてきたのは初めてである。
また、あんなに腰の低いロック・ミュージシャンも見たことがない。もの凄く腰が低かった。
鈴木茂のギター。左がスライド用のストラトだ。 |
周りのミュージシャンはベースの田中章弘しか知らなかった。
田中章弘は、「鈴木茂とハックルバック」でベースを弾いていた。当時、チョッパー・ベースの第一人者だった。
最近はチョッパーとは言わず、スラップ・ベースというようだが、これだとウッドベースのスラップと区別が付かない。ちなみにワシは、ウッドベースのスラップは結構うまかったが、エレキベースのスラップはほとんどできない。
* 「チョッパーズ・ブギ」を弾いていたのは後藤次利の間違いでした。
ドラムを叩いていたのは「坂田学」という人だった。全く知らなかったが、坂田明の息子だそうである。小さい人だったがとてもパワフルなドラムだった。
これからはBand Wagonの曲だけでなく、今までやらなかった曲もやっていきたいと言っていた。次の機会があればまた出かけたいと思うが、その前にラグーンとコスモス51を探しておかないと。
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