2014年8月24日日曜日

BAND WAGON!

カミさんと、鈴木茂のバンドワゴンDVD発売記念ライブに行ってきた。

鈴木茂を見るのは1月の高田漣ライブ以来だが、単独のライブは初めてだ。
渋谷に行ったのは何年ぶりだろう。近くを通ることはあっても降りたのは久しぶりだ。前に渋谷の駅前に立ったのは軽く10年以上前の話である。

ヒカリエに行ってぶらっとし、メシを食った。
カミさんはいい店が一杯入っていると喜んでおった。



ヒカリエは不思議な格好をしておる

マウント・レーニア・ホールはいつできたのか知らないが、小さいが、ゆったり座れるいいホールだった。ワシらの席は、一番後ろのミキサー卓のすぐ前であったが、ミュージシャンの顔もちゃんと見え、席を取ったときの心配は杞憂であった。

ライブの曲目は、ほぼ全曲知っていた。
というか、ほとんどの曲がバンド・ワゴンの曲目だった。
あのレコードは本当に名盤である。
全曲やったかどうかチェックはしていないが、たぶんやったのではないだろうか。
そのほかには、ラグーンから「レディ・ピンクパンサー」とか、はっぴいえんど時代の曲も何曲かやった。

サウンドは基本的に昔と変わっていない。
柔らかい物腰とちがい、鋭い音がする。
高田漣ライブの時に感じたが、高田漣の弾くギターとは「ものが違う」感じがした。
高田漣だって十分うまいのだが、鈴木茂のは「スゴイ」のだ。

曲の間のMCは、当然鈴木茂がやるのだが、しゃべり馴れていないのか、無言で無音の時間があった。ロックコンサートというものに行って、曲の間に外の音が聞こえてきたのは初めてである。
また、あんなに腰の低いロック・ミュージシャンも見たことがない。もの凄く腰が低かった。

鈴木茂のギター。左がスライド用のストラトだ。

周りのミュージシャンはベースの田中章弘しか知らなかった。
田中章弘は、「鈴木茂とハックルバック」でベースを弾いていた。当時、チョッパー・ベースの第一人者だった。ティンパンアレイのアルバムで「チョッパーズ・ブギ」を弾いていたのも、* 山下達郎のアルバムで「ソリッド・スライダー」や「ボンバー」を弾いていたのはこの人である。

最近はチョッパーとは言わず、スラップ・ベースというようだが、これだとウッドベースのスラップと区別が付かない。ちなみにワシは、ウッドベースのスラップは結構うまかったが、エレキベースのスラップはほとんどできない。

* 「チョッパーズ・ブギ」を弾いていたのは後藤次利の間違いでした。

ドラムを叩いていたのは「坂田学」という人だった。全く知らなかったが、坂田明の息子だそうである。小さい人だったがとてもパワフルなドラムだった。

これからはBand Wagonの曲だけでなく、今までやらなかった曲もやっていきたいと言っていた。次の機会があればまた出かけたいと思うが、その前にラグーンとコスモス51を探しておかないと。




2014年8月4日月曜日

ウナギを食いに行ってきた

一昨日の土曜日、鰻を食いに成田方面に出かけた。
印旛沼のほとりにある「い志ばし」という有名店だ。
http://tabelog.com/chiba/A1204/A120401/12000178/

通常はもの凄く混むらしい。
この日は決断するのが遅く、店が閉まる3時過ぎに行った。
扉を開けて「2人なんだけどまだ大丈夫ですか?」と聞くと、店のおばさんたちがジロリと見て、「う~ん」だと。
厨房のおじさんが、「2人なら大丈夫だよ」と言ってくれたので入る。
通常は番号札を取って相当待つそうだが、すぐに店に入れたので運が良かったのかも。
しかし、おばさんの感じは、どう見ても「いい感じ」ではないなあ。

オイラは鰻重、カミさんは鰻丼。違いは何かと聞くと鰻の大きさと肝吸いの有無。
待つことしばし。
待っている間に店を見回す。

雑然とした店内
 店内は、というか建物の外側も中側も、まあ、汚い。雑然としている。
ふとみると、あれ



これはキタナシュランの認定証ではありませんか。
しかも★三つ。
ペレサインもある。

鰻重はうまかった。
死ぬほどうまいかと言われると、それほどでもない。
蒸さないらしいので、ふんわり感はなくぱりっとしていた。

また食べに行きたい。
でも、次は佐原の山田に行ってみようかな。




2014年8月3日日曜日

New Sold out

先月のSmokey 16代目の練習の時、バンジョーのフクハラの持ってきたウォークマンに"New Sold out”のライブ音源が入っていた。早速ウォークマンごと貸してもらいコピーした。

"New Sold out”は、ワシが社会人になって初めてやったバンドである。

1983年のことである。このときのボーカルはフタムラさん。
女性ボーカルは初めてで、男性ボーカルとはキーが違い、フレーズの組み立てで、みんな結構苦しんでいた記憶がある。

ワシの記憶の中では、「キマらないバンド」という感じが濃く、ちょっと苦みのある思い出のバンドだった。

しかし、今回演奏を聴き直してみると、結構キチンとやっている。
みんな基本はできた人たちなんだから当たり前なのかも知れない。
記憶の中の「キマらない」は、実力に比べて難しいことをやり過ぎたせいなんだと思う。

コピーを脱し、自分たちの好きなロックの曲をブルーグラスアレンジでやっていた。
しかし、ブルーグラスと違うコード進行、あまり演奏したことのないキーなどに苦労した。
ちょっと実力が足りなかったのだろう。

しかし、練習はよくやった。
毎週日曜日、平河町のビルの一室に集まり昼から夕方まで練習していた。
メンバーのおじさんがやっていた会社を日曜日に借りていたのだ。
何をやっていた会社かは知らないが、「玉峰」という会社だった。
よく貸してくれたものだ。のどかな時代だった。

ライブは銀座ロッキートップのものらしい。
神保町のBluegrass innにも出たことを覚えている。
箱根フェスには、ワシがワンボックスのレンタカーを借りてみんなで行った。

しかし1枚の写真も残っていないのは残念である。


下に1曲だけ曲を載せておく。
フクハラのオリジナル曲「よたろう」である。
これならば著作権問題は生じないであろう。

けっこういいんじゃない?

ああ、なつかしい。