左:Lumber L100M 右:Martin D18VM |
パーラーサイズ、いや、ミニサイズである。
これで我が家にあるギターは、息子のを入れて、アコースティックが4本、エレキが2本である。さらに、ベースが3本、マンドリンが1本、カミさんのバイオリンが2本、娘のラッパが2本。まさに楽器だらけだ。一家でビョーキ?
ブツの名前はLumber L100Mという。島村楽器のオリジナルである。値段は11,800円だった。とくに安売りをしていたわけではない。これが定価らしい。ワシが今まで買ったギターの中で実質価格は最低である。
Lumberは島村オリジナルの中で最下級のシリーズにつけられた名前である。一番高いのはHistoryで、これは、あのフジゲンが作っている。しかし、Lumberって、製材もしてない材木ってことか・・・もうちょっとましな名前がつけられなかったのか。
中学2年の時、一番最初に買ったギターはガットギターで、7千円だった。1972年の7千円は今の価値にすると2万円程度であろう。7,000円を1972年の消費者物価指数でデフレートすると19,284円(2005年価格)となった。そのガットギターはその楽器屋さんで最も安いギターだったから、今度買ったものはそれよりも相当安物ということになる。
実は、前から小さいギターが欲しかった。どんなものかといえば、例えば往年のMartin O16NYとか、O18とかそんなの。数ヶ月前、ミハマニューポートにあるハードオフで、KヤイリのOサイズのギターをジャンクコーナーで発見した。音もなかなかよかった。しかし、ジャンクなのに3万円は高い・・・ということでしばらく思案していたら売れてしまった。 残念。
前回のバンドの練習の時、ヤマハのFGジュニアを持っている先輩が、なかなかおもしろいという話をしていたので、島村楽器を覗いた。FGジュニアを弾いてみたのだが、音は全然よくなくて、この値段じゃあこんなものかとも思ったが、買う気は起きなかった。で、ヤマハのとなりにあったLumberも弾かせてもらった。そしたらこっちの方がずっとましな音がする。これで1万2千円ならいいやと思い、その場で買ってしまった。
毎日弾いている。安っぽいのだが結構いい音がする。その昔ブルースマンが弾いてたようなポコポコした音だ。ブルースに向いてるかも知れない。しばらくは飽きずに遊べそうである。
サドルは一応オクターブ補正がされているが、 12フレットを押さえた音は明らかにフラットしている。 いずれ牛骨で作り直してみたい。 |
ロゼッタは一見アバロンのように見える。 しかしこんな安楽器にそんなものをつけられるわけはなく、 ただのキラキラしたシールだった。 |